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ユニフィケーション : 顧客情報マージ機能

チャネルトークは、ログインや別途登録をしなくても、サイトから直接問い合わせを開始することができます!そのため、非会員の状態でもサイトでわからないことがあったら気軽にチャットを開始できます
ところが、非会員状態の時にチャットを開始したユーザーが、会員としてログインをした状態で再度チャットを開始した場合、非会員だった時のデータはどうなるのでしょうか?
非会員の状況で残された顧客情報は、該当顧客がログイン後にメンバー情報に同じ顧客としてマージすることで、より顧客管理がスムーズになります
非会員だったユーザーがメンバーとしてログインすると、2つの問題が発生します
同じ連絡先のユーザーが、非会員会員のように別々に保存される必要がありますし
匿名ユーザーリードの状態でチャットにログインした後、メンバーになった際に、情報がしっかり統合されていなければなりません!
そのため、チャネルトークはしっかりとした根拠があれば、2人のユーザーを同じメンバーとして統合するユニフィケーション(unification) 技術を持っています!
 目次

ユニフィケーション(unification)とは?

匿名ユーザーまたはリードを既に存在する会員に統合する機能です
顧客データで、ユーザーのユニフィケーションができるケース
匿名ユーザー → メンバー (O) : 匿名ユーザーは、既に存在している他のメンバーにユニフィケーションできます
リード → メンバー (O) : リードは、既に存在している他のメンバーにユニフィケーションできます
リード → リード (X) : リードは、他のリードにユニフィケーションできません
メンバー → メンバー (X) : メンバーは、他のメンバーにユニフィケーションできません
チャネルトークで顧客情報をユニフィケーションする際は、自動で行われることもありますし、マネージャーが手動で行うこともできます
このガイドでは、ユニフィケーションがどのように行われ、誰の情報が優先的に反映されるのかを説明していきます!

統合される情報について

ユニフィケーションする際に優先される情報

認証済みの情報 > 認証されていない情報 (⇒ 詳しく確認する)
メンバー情報 > リード、ユーザー情報
フィールドに値がある情報 > フィールドに値がない情報
同じメンバー情報の中では、最新の情報が優先されます
例1. 認証済みの情報を持つリード + 認証済みの情報を持つメンバーのユニフィケーション
2人のユーザーの情報を認証する場合は、メンバーの情報が優先的に統合されます
A = リード
A = リード
携帯番号 (認証X)
010-1111-2222
B = メンバー
B = メンバー
携帯番号 (認証X)
010-3333-4444
A → B ユニフィケーション
携帯番号 (認証済み) 010-3333-4444
A → B ユニフィケーション
携帯番号 (認証済み)
010-3333-4444
例2. 認証されていない情報を持つリード + 認証されていない情報を持つメンバーのユニフィケーション
認証済みの情報が優先され、メンバー情報が優先的に適用されます
C = リード
携帯番号 (認証X) 010-1111-2222
D = メンバー
携帯番号 (認証済み) 010-3333-4444
C → D ユニフィケーション
携帯番号 (認証済み) 010-3333-4444
例3. 認証済みの情報を持つリード+ 認証されていない情報を持つメンバーのユニフィケーション
認証済みの情報が優先的に適用されます
E = リード
携帯番号(認証済み)
010-1111-2222
F = メンバー
携帯番号 (認証X)
010-3333-4444
E → F ユニフィケーション
携帯番号 (認証済み)
010-1111-2222

統合されるデータ

顧客プロフィール情報
→ 携帯番号、メールアドレス、会社名などの収集した詳細情報が統合されます
CRMマーケティングの配信情報
→ ユニフィケーション後、CRMマーケティングが重複して配信されることを防ぐために、特定のCRMマーケティングが配信されたかどうかという情報も統合されます
全ての接客チャット(チャット履歴)
→ ログイン前/後のチャット履歴を、そのまま確認できるように統合されます
イベント履歴
→同じユーザーがサイトで活動しているイベントに続いて記録するために統合されます

自動ユニフィケーション(チャネルトークboot時)

匿名ユーザー、またはリードがサイト(アプリ)にログインすると、自動で既存のメンバーにユニフィケーションされます!
分かりやすく説明するために、ユーザーの訪問セッションをブロックで表現するイメージ画像を準備してみました!
例)
1人のユーザーが、1日に1回ずつサイトを訪問し、合計5つのセッションが発生しました
① 匿名ユーザーの状態で訪問し、サイトを数分間閲覧した後離脱しました
翌日、再度サイトを訪問しチャットで問い合わせをしたのでリードになりました
チャットの途中で、ログインしました。調べてみるとすでにチャネルトークの顧客データに保存されている会員(サイト会員)でした
サイトを離れたメンバーが、3回目にサイトを訪れた際に、ブラウザにて自動でログイン状態になったため、会員として購入をしました
サイトを4回目に訪れた際に、会社のPCでアクセスしたことが気掛かりだったメンバーは、 直接ログアウトをしました。しかし、セッションが終了するまで、チャネルトーク上では メンバー状態が維持されます
ログインをしていない状態で再度サイトを訪れたユーザーを、チャネルトークは ①の段階でユーザーではない、新規匿名ユーザーとして認識します
実際には1人のユーザーである ①匿名ユーザーと ②リード情報(黄色の点線)が、③メンバー情報(正確にはセッション②の中でログインしたメンバー情報)として統合されます
これをユニフィケーションといいます!
①匿名ユーザー②リードにはないですが、 ②と③のメンバーはmemberId情報を持っています。チャネルトークで 顧客情報を1つに統合する基準はこのmemberIdです!
more info.
④のセッションのように、メンバーが途中でログアウトをしても、セッションが終了するまで(30分)、チャネルトークはこのユーザーを、ログアウト直前のメンバーと同じユーザーとして見なし、チャネルトーク上のチャット履歴とプロフィール情報などを維持しますログアウト直後でも同一セッションが維持されている場合は、同一人物として判断されたということです!
ログアウト状態でセッションを終了した後、サイト上で再度認識されたユーザーは既に ③メンバーに統合された ①匿名ユーザーに戻るのではなく、新規の⑤匿名ユーザーとして見なされます!
匿名ユーザー状態でチャットをした顧客が、メンバーとしてログインをしてチャットで問い合わせた場合、管理画面側ではどう表示されますか?
匿名ユーザーが既存のメンバーとユニフィケーションする場合もありますし、そのまま新しいメンバーとして保存される場合もあります!
ログイン状態のメンバーが、チャネルトークの顧客データ上で既に保存されているメンバーだった場合
1.
匿名ユーザー(マンゴー135)が、既存のメンバー山田太郎としてログインし、チャットを送りました
2.
マンゴー135と山田太郎がユニフィケーションされると、山田太郎のチャット画面で、マンゴー135のチャット履歴がそのまま閲覧できます
3.
顧客情報が山田太郎として統一されると、マンゴー135のチャット履歴もイベント情報も、全て山田太郎の顧客情報として記載されます
4.
しかし、チャット画面でメッセージを送信した顧客の名前は、マンゴー135と山田太郎それぞれの名前で表示されます。そのメッセージを作成した時点で、ユーザー名として表示されます
ユニフィケーション後にマンゴー135の名前をクリックすると、山田太郎の顧客情報として連携されます!
ログインをしたメンバーが、チャネルトークの顧客データ上に存在しない新規メンバーだった場合
1.
匿名ユーザー(アップル246)がチャットでの問い合わせ中に、サイト会員である山田花子としてログインをしました
2.
この時アップル246は、山田花子という新規メンバー情報で顧客データに保存されます
(ユニフィケーション X)
3.
なのでチャット画面にメッセージを送った顧客の名前が、全てアップル246から山田花子に変更されます
この場合は、ユニフィケーションされている訳ではありません。チャネルトークの顧客データに存在しないユーザーがログインして、メンバー情報として新たにアップデートされたということになります!

手動でユニフィケーションする方法 (マネージャーまたは開発者のアクションによって)

顧客データに認証済みの連絡先情報が存在するが、この情報が既存のメンバーの連絡先情報と一致する場合、 マネージャーが手動でユニフィケーションすることができます
以下の2つのケースが該当します!
CSVファイル またはopen apiで、顧客情報を顧客データに入力する場合 (2022年年末リリース予定)

 方法1 マネージャーが顧客情報を直接修正する

注意! ユニフィケーションは1度実行すると元に戻すことができません! 連絡先情報が本当に一致するかどうか同一のメンバーかを必ず確認してから実行して下さい!
1.
マネージャーは、いつでも顧客データや接客チャットの顧客プロフィールから
匿名ユーザー/リードの連絡先情報を変更することができます
2.
マネージャーが修正した情報が、顧客データに保存されている既存のメンバー情報と一致する場合、確認を求めるメッセージが表示されます
3.
マネージャーが確認(ユニフィケーションを承認)を選択すると、ユニフィケーションの対象となったメンバーが次回サイトにログインする際情報が統合されます
外部メッセンジャーからチャットを送ってきた顧客はどうなりますか?
1.
顧客情報の連携をせずに、ランダム非会員(ジョーダン469)としてLINEから入ってきたチャットに対応した場合
2.
マネージャーがチャットに対応しながら会員かどうかを確認するために連絡先情報を得た後に
3.
携帯番号を顧客情報に入力したところ、実は既存のメンバーだった場合 (既に顧客データに存在していた場合)
4.
ユニフィケーションするかどうかを承認する際、すぐにユニフィケーションされます。
外部メッセンジャーのユニフィケーションについてもっと詳しく知りたいです!
注意! ユニフィケーションは1度実行すると取り消すことができません! 連絡先情報が本当に一致するかどうか、同一メンバーかどうかを必ず確認してから実行して下さい!

 方法2 CSVファイルで顧客情報をアップロードする(2022年年末予定)

2022年下半期にベータサービスでオープンする予定です!
CSVファイルでチャネルトークの顧客データに顧客情報をアップロードできます
この時、CSVファイルにmemberIdのデータがあるかどうかが確認されます
1.
CSVファイルのデータにmemberId情報がある場合
この場合はメンバーとしてアップロードされます
2.
CSVファイルのデータにmemberId情報がない場合
この場合はリードとしてアップロードされます。
アップロードされたリードが、既存のメンバーと一致する連絡先情報を持っていた場合、該当のメンバーとしてユニフィケーションされます

ユニフィケーションに遅れが生じる (delayed unification) ケースについて

マネージャーがユニフィケーションを承認した際、リードの情報は、メンバーとすぐに統合される場合もありますし、遅れる場合もあります!
ユニフィケーションしてから統合されるまで遅れが生じる場合
サービス(ウェブサイトやアプリ)を訪れたことがあるリードをユニフィケーションする場合
ユニフィケーションしてからすぐに統合される場合
サービス(ウェブサイトやアプリ)を訪れたことがないリードをユニフィケーションする場合
なぜすぐに統合されないのですか?
一致する情報を見つけた瞬間、そのリードやメンバーがサイトにオンライン状態になる可能性があるからです!
非会員状態でチャットをしている際に、マネージャーが顧客情報を変更して、いきなりチャット履歴などが統合されたら… 顧客にとっていきなり会話内容が消えたり、存在しなかった履歴が表示されたりと、様々な混乱を招く可能性がありますよね
なので、このリード(またはメンバー)が次回サイトにログインした際に情報を統合して、不自然にならないような仕組みになっております!
例1. ユニフィケーションに遅れが生じる場合
1.
チャット上でやり取りをしたリードAの連絡先を、マネージャーが顧客データで修正しました
2.
しかし、実はこの連絡先はメンバーBと一致するものでした
3.
マネージャーが 確認を押してユニフィケーションを承認します
4.
しかし、リードAがまだサイト上でオンライン状態の可能性があるので、ユニフィケーションがすぐに実行されず、遅れが生じます
5.
翌日メンバーBがログインをします。この時、リードAの情報がメンバーBとしてユニフィケーションされます
例2. すぐにユニフィケーションされる場合
1.
memberIDがないCSVファイルで顧客情報をアップロードすると、全てリードとして保存されます
2.
この時、リードCの携帯番号がメンバーDの連絡先と一致すること、メンバーDにないメールアドレスも持ち合わせていることが判明しました (認証済みの情報)
3.
マネージャーが 確認を押してユニフィケーションを承認します
4.
するとすぐに、リードCの情報がメンバーDとしてユニフィケーションされ 、メンバーDのプロフィールになかった メールアドレスの情報が追加されます
例3. 上記以外のケース (外部メッセンジャー)
1.
チャネルトークと連携したLINEから、ランダム非会員(キウイ987)として流入してきた顧客と、チャットでやり取りをしました
2.
マネージャーがキウイ987の携帯番号を取得して顧客情報に追加すると、キウイ987は認証済みの情報を持ち合わせたリードになります
3.
後日、同じ顧客がサイトに山田太郎として会員登録をすると、チャネルトークの顧客データにも、山田太郎という新規メンバーが保存されます。山田太郎というメンバーは、キウイ987と携帯番号が同じでした
(しかしこの時はまだ、リードキウイ987とメンバー山田太郎がそれぞれ保存されています)
1.
次回、キウイ987が再度LINEから問い合わせをした際、すぐにユニフィケーションはされません
2.
その際、マネージャーが携帯番号やメールアドレスの変更を行いました
(クリックした後にEnterを押すだけでは認識されず、実際に内容が変更されると修正が認識されます)
3.
この時、チャネルトークがキウイ987と、メンバー山田太郎と一致する連絡先を確認すると、 ユニフィケーションが実行されます!

FAQ

ユーザーやリードの情報が2つ以上あるメンバーの情報と一致した場合はどうなりますか?
1度統合されたメンバーを、再度リードや匿名ユーザーとして分類することはできますか?
open apiで顧客情報をアップロードする際はどうなりますか?
ユニフィケーションする際、データは全てすぐに移行しますか?
ユニフィケーションに遅れが生じている際に、マネージャーがメンバー、またはリードの顧客データ情報を確認することはできますか?

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